ふ　ぐ　工　房

   吾輩は、フグである。名前はまだない。

『あれ‼　俺どないなってるねん。何か変やで、フワフワしてる。

　おい、オヤジいつまで寝てるねん、早く起きんか‼。』

『うるさいな～　寝てられへんがな。』

『おまえ　おれに何したんや。』

『なに言うてんねん、夢の中で俺になんて言うた。私を忘れんといて、そない言うたんちゃうんか。

　そやから、どないしたらええか一生懸命考えてやな、

　いつでも、俺のそばにいられるようにしたったんや。嬉しいやろ。』

『頼むことは、頼んだけどな～　そやけど体が、フワフワするで。なんでや？』

『なに心配してんねん。なんにも心配せんでええねん。まあ、鏡でも見い。』

​『こ、これ、だれや‼』

『おまえや‼　かっこええやろ。』

『オレ、俺、ブタになったやん。』

『アホか、フグがブタになるわけないやろ‼』

『そやけど、これブタやで。』

『そんな事言うたら、ブタに悪いで。』

『おやじ、どないしてくれるねん。』

『どないしょう。』

『そんな事言わんと、何とかスリムにしてくれ。』

『そやけど、スリムにしたらなんの魅力なくなるで～　そのままの方が、可愛いで。』

『・・・・・・･』

『それより、おまえに名前付けたろ。』

『なまえ？』

『そうや名前や、どんなんがええかな。う～～～～～ん。

　フグやろ。トラフグやからな～　そうや　とら吉　これにしょう。これで決まりや。』

『とら吉　？　』

『よし決まった。ほなお祝いや。　カンパイ　しょうか。』

　　　　　　　カンパ～～～イ‼

　ふぐ工房のにぎやかな一日が過ぎていった。

​

　すばらしい文学作品が、出来上がった。第二章からの作品をみんなで考えて下さ～い。

『コラ‼　おっさんこの話の題名と出だしのとこ、どっかで聞いたことあるで～　盗作とちゃうんか。』

『心配せんでええ、この世の中　警察も、国会議員も、みんなやってる事や、何でもありの世の中やで。』

『こわい、おっさんやな～』

『警察よりましやで～』

　それでは、皆さんよろしくお願いしま～～す。