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それから第4章

2001.02.25.

~それから~  (ふぐ工房)

第4章 オーストラリアより愛をこめて

  今回の『ふぐ工房*それから*第4章』は、私 ANANASがお送りします。

 とら吉君 と 寅次郎君は 今回、ANANASと一緒にオーストラリアを満喫してもらうことにしました。

                           (言葉は広島弁でやらせて頂きます。)

 とら吉君と寅次郎君は、オーストラリアはゴールドコースト・サーファーズパラダイスへ、

泳ぎにやってきました。オーストラリアは今は夏、気温は30度以上。太陽もサンサンと降り注ぎます。

とら吉も寅次郎も

 海だ‼ 海だ‼』

と大はしゃぎして、早速海へ入っていきます。ところが、波が高いのです。

海へ入ったのはいいけれど、大きな波に押されてすぐに浜辺まで戻されてしまいます。

運良く、ちょと先へ行けたとしても、ライフセーバーのお兄さんに

 『そこのフグ‼ あまり遠くへ行かないように‼ 近くで泳ぎなさい‼』

と拡声器で注意されてしまいます。

 ムムム、とら吉君と寅次郎君は先ほどの鬱憤を晴らすため、シューティングアカデミーの扉をたたきます。

さすが日本人観光客の多いオーストラリア。そのアカデミーには日本人スタッフが待ち構えていました。

日本語で説明を受けたとら吉君と寅次郎君は早速銃を握ります。銃を握ろうとするのだけれど、あれれ、ヒレがトリガーに届きません。ここでも諦めるしかありませんでした。

とら吉 『オーストラリアってちっとも楽しくないじゃないか。』

寅次郎 『暑いだけだな、日本人多いし、平仮名でおみやげって書いてあるしな。』

 しょぼくれたフグ2匹はビーチ周辺をブラブラ歩きました。

いつのまにか日が暮れてきました。しょぼくれたフグ2匹はいよいよ切なくなって、

寅次郎 『一杯やるか?』

とら吉 『うん‼』

 2匹はオーキッドアヴェニューの、とあるバーへ入っていきました。オーストラリアビールで乾杯をして、チビチビと寂しげに飲み始めました。そうしているうちにピアノの演奏が始まります。ピアノに合わせて客も踊り出したり、唄ったり、にわかに騒がしくなってきました。

『踊りましょう‼』

 いきなり2匹は声を掛けられました。

振り向けばそこにはボン‼キュッ‼ボン‼のナイスバディなお姉さん3人組。

フグ2匹は断るはずありません。ニタッと面相を崩しお姉さんの手を取りました。

 その夜はお姉さん3人組と夜通し踊ってオーストラリアの夜を満喫した、とら吉君と寅次郎君でした。

オーストラリアのお土産にお姉さん達は、とら吉君と寅次郎君のほっぺにチュッとしてくれました。

良かったね、とら吉君と寅次郎君。

   ***編集後記***

 ANANASさん 第4章 有り難うございます。早速編集しました。

 ちょっと気になったのですが、

『ボン‼キュッ‼ボン‼のナイスバディなお姉さん3人組。』ひょとして ANANASさん? やっぱり。

フグ工房のおやじとしては、『俺も、夜通し 唄って 踊って 満喫したいョ~‼』

寅次郎 『このおやじ何考えてるネ‼』

とら吉 『ただの変態おやじやデ‼』

おやじ 『オ 俺としては・・・・ごめんナ‼』

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